高騰する電気料金を抑えるためのこれからの注文住宅対策!

高騰する電気料金を抑えるためのこれからの注文住宅対策!
円安や半導体不足で原材料価格が高騰し、原油だけではなく最近では電気料金の値上がりが社会的問題になっています。
各家庭にとって電気料金の高騰は家計を圧迫し、ランニングコストの大幅な上昇に頭を痛めている人がほとんどではないでしょうか。
今回は電気料金高騰の原因と、注文住宅で電気料金が高騰してもダメージが少なくなる対策をご紹介します。


電気料金が高騰している原因
電気料金が値上がりしている原因は主に4つあります。



・電力会社の値上げと料金の改定
ウクライナ情勢や様々な理由で電力調達価格が悪化し、電気料金の値上げを余儀なくされた電力会社がたくさんあります。

・燃料費調整額
燃料費調整額とは、発電に必要な液化天然ガスなどの燃料の価格変動を料金に反映させたもので、燃料費が基準よりも高いと電気料金も上がる仕組みになっています。

・託送料金
託送料金とは、小売電気事業者が送配電気事業者に支払う送配電網の利用料のことで、一般家庭にかかる費用の30〜40%を占めています。

・再生可能エネルギー発電促進賦課金
これは太陽光発電・風力発電・地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー発電を普及させることが目的で、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するものです
経済産業省資源エネルギー庁が算定し値上げされたことになります。


これらの原因によって電気料金が高騰しているのです。


ZEH住宅のすすめ
注文住宅による電気料金高騰の対策として、ZEH認定される住宅を建てるという選択肢があります。
皆さんは「ZEH」(ゼッチ)という言葉を聞いたことはありませんか?
ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、簡単にいえば高断熱化と省エネ設備を備え、再生エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量がゼロかマイナスになる住宅です。
つまり、自分の家で使用するエネルギーは自分の家で作る環境に優しい住宅ということなのです。
それでは、具体的にZEH住宅にするためには、どのような内容にしなければならないのかを見ていきましょう。
まず、ZEHに必要な要素として「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つが必要です。



・断熱
ZEHに認定されるためには高い断熱性が必要です。
具体的には断熱材の性能をアップさせて、窓の性能を高くします。
断熱性能を向上させることにより、冷暖房費に使用するエネルギーを減らすことに繋がります。
・省エネ
省エネは、住宅の中での消費エネルギーや太陽光発電で作られた電気エネルギーが確認できる「HEMS(ヘムス)」システムの導入が必要です。
他には、省エネタイプの高性能エアコンや省エネルギーでお湯を沸かせる高効率型給湯システム、照明は消費電力の少ないLED照明器具の採用が必要です。
・創エネ
創エネとは、太陽光発電システムを導入して電気エネルギーを作ることです。
太陽光発電で作られた電気エネルギーを使って、自分の家で使用するエネルギー消費量を削減します。
このそれぞれ3つの項目を高い水準で基準をクリアした住宅がZEHとして認定されます。


ZEH水準省エネ住宅 ZEHのメリットデメリット

ZEHのメリットは、高断熱、高効率設備により日々使用するエネルギー消費量を減らし、電気料金などの光熱費が抑えられることです。
また、断熱性能が高いため外気の影響を受けにくく夏の暑さと冬の寒さをカバーします。
リビングや部屋から廊下へ出たり、脱衣所で着替える際にも室内の温度差を減らせるため、冬場のヒートショック予防にもなります。
さらに太陽光発電を導入することで、災害時の停電の時でも通常通り電気やお湯を使用することができるのです。
そのためオール電化の住宅でも安心です。
反対にデメリットはイニシャルコスト(初期費用)がかかることです。
一般的にZEH仕様にすると、普通の住宅と比べて約200万円ほど高くなります。
しかし、そのため国からZEHに対して様々な補助金が用意されています。


まとめ

注文住宅で電気料金の高騰への対策は、ZEH仕様の住宅にすることです。
これからは自分で使う電気エネルギーは、太陽光発電で自分で確保する時代がやってきます。
電気を貯めておける蓄電池も併用し、高断熱で高効率設備を設置し電気料金が高騰しても安心して暮らせる注文住宅を建てるべきではないでしょうか。


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