こんにちは、古典芸能大好き桧家大津の河野、美術館巡りも大好きです。
大阪中之島美術館「上村松園展」へ行って参りました。

早朝、東京の歌舞伎座から夜行バスで帰ってきたばかりというのに、会期がぎりぎりもう今日しか行く日がない💦
と無理を押していきましたが、来て良かった~😊 目と心の保養、大の満足!!
1枚1枚キャプションも丁寧に読んでは、女流画家として生き辛い時代に、描かれた背景や思いに感動しました。
美人画として有名な上村松園ですが、浮世絵などで描かれる美人画とは異なり、
行事を楽しみ、化粧を施し、家事に勤しむ女性たちの「日常」の美しさを描いています。
根底には、親戚中から反対されても好きな道を進むことを応援し続けてくれた母への思慕があるそうです。

👆この右側の「母子」という作品が入場して一枚目にデーンと展示されていました。モデルはお母様と小さい松園です。
いきなり、母親の幼子への溢れんばかりの愛情と慈しみを観て、ウルウル…(;_;
自分の子供が赤ちゃんの頃の気持ちや、母が私を思っていてくれた気持ちを、想い起こさせられました。
👆左の絵「春」、花嫁と緑の着物がその母親。明治から昭和初期、この時代に娘を送るとはどのような気持ちだったでしょうか。
「春」というタイトルに新しい門出の華やぎと、裏腹な思いも隠されているように思えてなりません…

👆右の絵「晩秋」、美術の教科書にも載っていて見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
障子紙をもみじ型に切って障子の穴を繕っている、そんな日常を彩る女性が美しく描かれています。
今は破れない障子紙、障子のあるお家は珍しくなり、こんな光景は昔のこととなりました…
松園に敬意を表して着物を着て行きました。尚一層気分が揚がりました~⤴⤴🥰
今年は松園の生誕150年ということでいろんな所で展覧会があるようですので、また観に行きたいと思います。