日本と欧米との家の違いをバケツに例えみましょう。
日本の家は隙間が多く穴がたくさん開いたバケツです。そこに注がれる水を暖房した空気と想定します。
蛇口から水を注いでも注いでも、穴から外に漏れてしまってはバケツに水が溜まりません。
どんなにエアコンで暖かい空気を送っても外に漏れてしまっては不快な上に光熱費が無駄ですよね。
欧米の家は穴の少ないバケツです。
新しいバケツに穴は許されませんし、古いバケツも後から穴を埋めて改修しています。
だから少ない水でもすぐに溜まります。
快適な環境をいかに省エネで実現するかを考えています。
日本では穴をなくすことよりも、蛇口を新しいものにすることやそれだけでなく、雨水を集めてバケツにそそぐ大規模な設備をつくることの方に関心が寄せられているような気がします。
つまり建物の隙間を塞ぐ(穴をふさぐ)ことよりも太陽光パネルや蓄電池などの設備機器を設置することが“エコ住宅”なんだという認識です。最新の設備機器を導入するのは良いのですが、建物自体の性能に無頓着ではもったいないことです。建物の高性能化+省エネ機器の導入で初めて快適かつ省エネな暮らしを実現できるのですから。
この「ニッポンの家は寒い」という現状を改善し、人々の意識を変え、日本人でも欧米の人並みに快適で健康で豊かな暮らしを実現できる住環境を作っていくことが私たちの使命と考えています。
「暖房便座なんてなくてもトイレ寒くないよ」
そんなことが当たり前になる日を夢見て、Z空調は誕生しました。